火災発生の建物にはヘルパーが常駐 どのような住宅?

 火災が起きた住宅がうたっていたのがコレクティブハウス(=共助型住宅)というものです。

 コレクティブハウス(共助型住宅)は一般的には、個別の住戸を保ちつつ、居住者同士が助け合うことを前提にした共同住宅です。

 管理会社によると、火災があった住宅は「ヘルパー常駐」と説明しています。

40代~80代が住むこの住宅の住人によると…

■各階に10人ほどが住む
■階によって浴室・トイレ・キッチンが共有スペースに
■ほとんどが生活保護者
 体の不自由な人や寝たきりの人も
■昼間はフロントに人がいて夜はヘルパーが1人
■スプリンクラーはなかったと思う

 夜勤の常駐ヘルパーは1人で、50人を超える住人に避難を促すのは難しく、避難を促すために部屋に向かって巻き込まれてしまったという可能性も考えられます。

 入居者によると、ヘルパーは風呂や料理、掃除など身の回りの世話のほか話し相手になるなどとても優しく、コミュニケーションも取れていたということです。