「お前はクマになれ」 猟友会による講習会が開催
高柳キャスター:
実際に警察官もクマに対してライフル銃を発砲したことはありません。
どのように対処していくかということで、12日にはクマの特性や駆除の方法を学ぶために岩手・滝沢市で猟友会による講習会が行われました。
警察官
「(クマが)向かってくるときの距離感とか、どのぐらいで?」

猟友会
「ライフルを使うと何百mもいくけども、まず市街地で撃つときは50m以内ぐらいの距離で撃ったほうが確実」
「クマを撃つときにはね、『お前はクマになれ』って言うんですよ。『お前がクマだったらどこに逃げる?』っていうことをいつも言っています」
出水麻衣キャスター:
猟友会の独特な感性を、すぐにキャッチアップして実践するのは難しそうですね。
高柳キャスター:
クマは賢くて、発砲した際に低い茂みがあればそこに隠れるそうです。
クマの習性も頭に入れて、発砲するときには、次にクマがどういう動きをするのかを予測しておくということになるのかもしれません。
秋田県内の猟友会のメンバーは「市街地での発砲は制約が多く、警察の対応はありがたい。一発で仕留められるのか。ケガして逃げられると、さらに凶暴になる可能性もある」と話しています。
やはり猟友会にとっては、「制約」がネックになっているのでしょうか。
TBS報道局社会部 寺島記者:
制約という意味では、建物の中で発砲した場合、建物に弾の跡がついてしまったり、修理をする必要があったり、そういった部分の責任はなかなか負いにくいという声が上がっています。














