「中長期的な対策も」求められるクマ対策

高柳キャスター:
4人1チームで、被害の大きい秋田県と岩手県に2チームずつ派遣されています。
基本的には2週間のローテーションで対応していくということですが、規則を変更して警察官を派遣するという状況、どう見ていますか。
TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
今週、富山に行く機会があったのですが、みなさんクマの問題を非常に心配していました。
緊急避難的な措置としては、この対応でしょうがないと思います。
ただ、中長期的に考えると、警察や学校、農業関係者などの全体をコーディネートする専門の人を置くことや、人とクマのすみ分けの在り方も含めて考える必要があると思います。
井上貴博キャスター:
この先、自治体がどこまでお金を出せるのか、人材育成ができるのか、人手不足はどうするのか、政府がどこまで介入するのか。
全体像を変えていくべきだと思いますが、そこはどうしていくのでしょうか。
TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
そこは国がやるしかないと思います。自治体にはお金・ノウハウがないので、国がきちんとお金と人を工面して、育成もしていく必要があると思います。
高柳キャスター:
まずは市街地に出てきたクマに対して出動するという判断になりますが、実際にどういったタイミングで出動するのでしょうか。

出動のタイミングは、▼市町村や猟友会による駆除が間に合わない場合などや、▼猟友会員が確保できない場合だということです。
TBS報道局社会部 寺島記者:
基本的にはこのような場面で出動判断をされますが、それに加え、出没したクマの頭数・特徴によっても当然必要とされます。
また、人身被害の発生状況も判断したうえで、支援に回っていくことになります。














