法廷で語った母親の言葉 そのとき被告は

 山上被告は2022年7月、奈良市で応援演説に訪れていた安倍晋三元総理(当時67)を手製のパイプ銃で撃ち、殺害した罪などに問われています。

 山上被告が犯行に至った動機とされているのが、「旧統一教会への恨み」です。

 これまでの裁判で山上被告の母親は夫の死後旧統一教会に入信。多額の献金をしたことで家庭が崩壊し、信仰に反対していた山上被告の兄は2015年に自殺していたことが明らかになっています。

 また、山上被告は兄の死後、安倍元総理が旧統一教会の関連団体へ寄せたビデオメッセージを目にし、銃撃を決意したということです。