今年(2025年)も残すところあと約2か月となりました。11月に入り、暦の上では「霜月(しもつき)」です。そして11月7日は冬の始まりを告げる「立冬」でした。実際に11月3日には東京と近畿で木枯らし1号が吹き、朝の冷え込みが厳しくなるこの時期、季節の変わりを知らせる“初物”の便りが届き始めています。(アーカイブマネジメント部 萩原喬子)
霜月、立冬…冬の入口「初物」の観測
冬の初物の代表格が「初霜(はつしも)」「初氷(はつごおり)」、そして山々の白化粧「初冠雪」です。これらの「初物」の観測は全国の気象台の職員らによる目視(もくし)、つまり人の目に委ねられてきました。しかし、今、この伝統的な観測方法に大きな転換点が訪れています。














