青森県弘前市の「弘前公園」では、いまも紅葉を楽しむことができます。なかでも、弘前城天守の内部からの眺めは、いまを逃すと見られなくなる絶景です。
秋色に染まった弘前公園。
東内門の周辺では、燃え上がるような濃い赤色に色づいたモミジが手の届く距離に広がっています。
水面に映る紅葉と青空が、訪れた人に癒しを届けてくれます。
12日は、この堀をまた別の視点で撮影している人もいました。狙っているのは、堀をエサ場とする「カワセミ」です。
兵庫県から訪れた人
「すごく色がきれいで感動しました。天気もいいので水面に映っている葉もきれい」
ほかにも、弘前公園では見所はたくさんあります。
市川麻耶 キャスター
「いま見頃を迎えているのが、樹齢300年以上とされる根上がりイチョウです。黄金色に染まったイチョウに飲み込まれそうなほど、迫力があります」
存在感が溢れる姿を見せているのは、西の郭にある「根上がりイチョウ」です。高さは32mほど、近くで撮影しようと思うと、なかなか苦労するようです。
訪れた人は
「ここにくると元気をもらえる。見上げて首が痛いけど、きょうのように青空だといいなあと思います」
Q.弘前市民にとってどんな存在?
「宝物でしょうね」
そして、最後にいまの時期だから見られるとっておきの絶景を紹介します。
それが、弘前城天守の内部、3階からの眺めです。
市川麻耶 キャスター
「天守の窓から外を見てみると、赤や黄色に色づいた紅葉に加えて、その奥にはうっすらと雪化粧した岩木山。いましか見られない景色が広がっています」
弘前城天守はいま、世紀の大改修のため、仮の天守台に移されています。2026年6月には元の場所へ「曳き戻し」が行われるため、工事期間中だからこその楽しみ方となります。
弘前市 公園緑地課 関剣太郎さん
「もとの天守台の位置に戻ると角度が変わって、正面に高いマツの木があるので、(岩木山を)直接見ることができなくなります」
弘前公園の紅葉の見ごろは今週いっぱい。秋の情緒ある眺めを満喫しに訪れてみてはいかがでしょうか。














