台風26号は午後3時、北寄りに進路を変え、南シナ海を進んでいます。あす12日には台湾に上陸し、14日金曜日には沖縄の南で温帯低気圧に変わる見込みです。

台風26号の北側には前線が停滞していて、奄美地方では14日金曜日にかけて警報級の大雨のおそれがあります。ただ、雨は奄美地方だけではありません。

今後、雨雲は北上傾向で、12日夜になると鹿児島県本土にもかかり始め、あさって13日木曜日になると県内全域で雨が降る見込みです。
▶11日(火)~16日(日)の《雨と風のシミュレーション》を画像で掲載しています。
そして気温が上がっていません。

11日の最高気温です。牧之原と紀北では15度に届かず、志布志と肝付町前田では12月中旬並みの最高気温となっています。

この先の予想気温は、鹿児島市を例に見ていきますと、16日日曜日ごろまではそれほど寒いわけではありません。
これが来週17日月曜日に冬型の気圧配置に変わり、今の時期としては強い寒気が流れ込んできます。来週月曜・火曜の予想気温を見ると、来週初めは12月中旬並みの気温でがくんと下がりそうです。冬支度を急ぎましょう。
解説:増永気象予報士














