鳥インフルエンザウイルスへの警戒が高まっています。出水市で先週、高病原性ウイルスが鹿児島県内で今シーズン初めて確認されたことを受け、県はきょう10日対策会議を開きました。
(県農政部 福重哲也 獣医務技監)「養鶏場での発生リスクは過去最多の2022年シーズン同様、極めて高い」

県内では先週、出水市荒崎地区の野鳥のねぐらと江内地区の川の水から、毒性の強い高病原性鳥インフルエンザウイルスが今シーズン初めて検出されました。県内の養鶏場で発生は確認されていませんが、全国では北海道と新潟県の農場であわせて4例発生しています。
県内の畜産関係者らが出席した10日の防疫対策会議では、全国で過去2番目に早いペースで発生しているとして、県は消毒や、鶏舎への野生動物の侵入防止、異常を確認した時の早期通報などを呼びかけました。
(県家畜防疫対策課 藏薗光輝 課長)「空気が乾燥した際の液状消毒、早期発見、早期通報もお願いしたい」
農林水産省は、20万羽以上の大規模農家では分割して飼育することの推進や、予防ワクチン接種の検討を始めています。














