肥料の価格高騰を受け、タダで使えて肥料の材料にもなる「…」が注目を集めています。

12日朝9時すぎ、長野市の若里公園にできた行列。
お目当ては「落ち葉」の無料配布です。

「毎年きてます」
「野菜ならなんでも堆肥に使う」

人気の理由が、肥料への活用です。

落ち葉と土に米ぬかと水をかけて発酵させると腐葉土になり、野菜などの肥料として使えます。

公園を管理する長野シルバー人材センターでは、11月18日から清掃で集めた落ち葉の無料配布を開始。

すると、ウクライナ侵攻や円安による肥料の価格高騰を受け、例年以上に大人気に。

70リットル入りをおよそ350袋用意し、1人6袋までに制限しましたが、わずか10分で配布終了となりました。

「本当はもっといっぱいもらいたいんだけどいつも16袋くらいもらっていくんだけどきょうは6袋って言うから」
「化学肥料高くなったからこういうのでもやって少しでも安くするようにしようと思っている」

時間を決めての無料配布は終わりですが、シルバー人材センターでは、13日以降は落ち葉を公園の一角に固めておき、自由に持ち帰れるようにするとしています。