今年の日本の冬はどうなるか

 10月に発表された3か月予報では、12月以降は上空の偏西風が平年より南へ蛇行し、シベリアからの寒気が南下する見込みです。冬型の気圧配置が強まり、北日本や東日本の日本海側を中心に雪の量が多くなる可能性があります。

 現在発表されている3か月予報の予測の段階では北極の氷の減少とこの冬の偏西風の蛇行の因果関係は不明ですが、その可能性は考えられます。今後さらに北極の海氷が溶けて北極の気温が上昇すると、赤道との気温の差が小さくなり、偏西風がさらに蛇行して日本の気象に大きな影響をもたらすおそれがあります。
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