執行猶予付き有罪判決が確定


 迎えた11月5日の判決。大阪地裁(三輪篤志裁判官)は「裸のまま死者を敬うための措置を特に講ずることなく遺棄し、他の適切な手段をとることなく犯行に及んだことは非難を免れない。」と指弾。

 一方で、「報道をきっかけに出頭して罪を認め、立ち直りに努める意思を示している」などとして、女に拘禁刑1年・執行猶予3年を言い渡しました。

 言い渡し後、三輪裁判官は女にこう説諭しました。

「被害児のことをもう1度考えて、あなたとして反省してほしい。周りの人への相談なども含めて、犯罪を起こさないために努力して頑張って生きてほしい」

 女は裁判官の方をじっと見ながら、うなずくように聞いていました。

 その後、女側・検察側のいずれも控訴せず、判決は確定しました。

 最も責任が帰せられるべきは、当然被告の女ではあるものの、異変に誰かが気付き、手を差し伸べてあげることができなかったのか__ 失われた命は二度と戻ってこないという現実が、まざまざと突きつけられます。