今年8月、大阪市北区の扇町公園で、赤ちゃんの遺体が土の中から見つかった事件。死体遺棄の罪に問われた24歳の女に、大阪地裁は拘禁刑1年・執行猶予3年の判決を言い渡しました。
公判で明らかになったのは、誰にも相談せず、気づかれないまま死産し、半ば衝動的に遺体を遺棄した実態でした。
「相当追い詰められていたのかもしれない。何もできなかった悔しさがある」知人は後悔の気持ちを口にしました。
(MBS 大阪司法担当 柳瀬良太/大阪府警担当 飯田真那)
10月21日、大阪地裁で行われた初公判。黒いTシャツに黒いズボンという姿で入廷した、被告の女。髪は肩まで伸び、不安げな表情と小さな声で供述していきます。
女(10月21日の初公判 以下同)
「自暴自棄で自分の身体に興味がなく、大事にして行動できなかった」
「夢がなくて、真っ暗で何も見えなかった」














