トヨタ自動車が福岡県苅田町で計画しているEV=電気自動車向けの電池工場の建設についてです。
トヨタ側が県に対し、立地協定の締結を1年ほど延期したいと申し入れました。

福岡県・服部誠太郎知事
「(トヨタ側から)今後1年かけて幅広に新たな事業計画を策定していきたいというお話をいただきました」

トヨタ自動車は、苅田町の工業団地にEV向けの次世代電池の工場を建設する計画で、県と立地協定を結ぶことになっています。
今年春に1度、協定の締結を延期しましたが、服部知事はきょう、トヨタの佐藤恒治社長らから、さらに1年ほど延期したいとの申し出があったと明らかにしました。
トヨタ側は服部知事に対し、世界的なEV需要の変化を踏まえ新たな事業計画を策定すると説明。
車両の製造などへの切り替えの可能性も示したということです。
福岡県・服部誠太郎知事
「今回のトヨタ側のご判断というのはやむを得ないものであるというふうに考えております」
服部知事はこう述べたうえでトヨタが今後策定する新たな事業計画に協力していく考えを示しました。














