まだ食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」。2023年度、全国で464万トン発生しました。

一方で、きょうあす食べるものにも困る生活困窮者の問題も深刻で、フードバンクが取り扱う食品の量は年々増加しています。

こうした中、食品ロス削減の動きが広がっています

フードバンク 寄付された食品はどこへ

福岡市西区にあるNPO法人「いるか」です。

RKB 早瀬川賢也 記者
「NPO法人の倉庫です。中にはたくさんの食品が置かれています」

倉庫には企業や個人が寄付した食品がずらりと並んでいます。食品の行き着く先を聞くと―

NPO法人いるか 田口吾郎 理事長
「今、食べ物を困られている方、今本当な必要な方に対して提供するような形にしています。ハンバーグとかですね、すごく助かりますね。これ特に子ども食堂とかですぐ使えるので」

NPO法人が行っているのは、寄付された食品を生活が困窮している人たちに届ける「フードバンク」の活動です。

食品の大半が、売れ残りなどの様々な理由でまだ食べられるのに余ってしまった物です。