若い世代に有害鳥獣の駆除について関心を持ってもらおうと、大分県日田市の日田林工高校でシミュレーターを使ったユニークな特別授業が行われました。

日田市で行われた6日の特別授業には日田林工高校林業科で学ぶ2年生25人が出席。鳥獣被害対策を行っている県の担当者がイノシシなどによる農作物被害の現状について説明しました。

このあと、生徒たちは実際に使用しているくくり罠を手に取り、有害鳥獣を捕獲する仕組みについて学んだほか、スタンドで立てられたスクリーンに向かって模擬銃を放つシミュレーターを使い、野生動物駆除を体験しました。

(生徒)「シカの被害が多いと思ってたんですけど、農作物被害はイノシシが一番多いとわかって正直びっくりしました」「自分が狩猟するとなったら、被害がちょっとでも少なくなったらいいと思います」

県の担当者は有害鳥獣駆除の意義を学んでもらうことで、狩猟免許取得者の高齢化に歯止めがかかればとしています。