有明海特産のノリの種付けが今日(6日)解禁されました。

まだ月が見える夜明け前の有明海。ノリの生産者たちは、午前6時に熊本市の緑川河口を出発し、約4キロの沖合で、赤や緑のノリ網を設置していきました。

網にはノリの胞子が着いたカキの殻が下げられ、約1か月で30cmほどに成長し、一番ノリの収穫を迎えます。

例年は10月下旬に種付けをしますが、今シーズンは海水温が高い状態が続いたため、種付け基準の23℃以下になるのを待ち、これまでで最も遅い解禁日となりました。

川口漁協 藤森隆美組合長「美味しいノリを消費者のみなさんに食べていただくという意気込みで取り組む」

県漁連によりますと、今シーズンは約32万枚の種付け網が設置され、県全体で7億5000万枚の生産、101億円の売り上げが見込まれるということです。