7年前、福岡県久留米市の県立高校で男子生徒が自殺し、遺族がいじめが原因として同級生らに慰謝料を求めている裁判です。
父親が法廷に立ち、「同級生らを許すことはできない」と涙ながらに訴えました。
この裁判は、2018年に久留米市の県立高校に通う当時2年の男子生徒が自殺した問題で、遺族が野球部の同級生6人のいじめが原因だったとして慰謝料を求めているものです。
訴状によりますと男子生徒は服を脱がされたり、携帯電話を隠されたりするいじめを受け、第三者委員会は6人のいじめと自殺の因果関係を認定しました。
31日は同級生2人の本人尋問が行われ、いずれも「普段からお互いにからかい合っていた」などと述べ、いじめはなかったと主張。
これに対し男子生徒の父親は、「同級生らを許すことはできない」などと涙ながらに訴えました。
男子生徒の父親(50代)
「毎日毎日写真とかを見ていて、最初のほうは夢であってほしいと思っていましたけどつらくて。(同級生から)謝罪でも受けて、その言葉をもって息子のお墓に行って報告をしたいと思っています」
同級生ら6人はいずれも訴えを退けるよう求めていて、次回の裁判は来年2月6日に開かれる予定です。














