北海道電力泊原発3号機を再稼働するための理解は、得られるのでしょうか。
北電は31日午後、再稼働後の電気料金について家庭用で11%値下げすると発表しました。

北電 齊藤晋社長(31日午後3時半 北電の会見)
「ご家庭向け電気料金で、現在の電気料金と比較して11%程度の値下げ。自由料金全体では平均7%程度の値下げ」
午後3時半に行われた北電の会見です。

全国一高い水準と言われる北海道の電気料金。北電は、泊原発3号機が再稼働すれば家庭用で11%値下げの8300円程度、企業向けなど自由料金は平均7%の値下げをする試算を発表しました。
北電は、2013年以降、3回に渡って大幅な値上げをしていてその上げ幅は5割。
31日の1割値下げの発表に道民は…。

・50代男性
「もともと1.5倍ぐらいになってるのが、1割ぐらい安くなっても高いのには変わりない」
・20代女性
「もう少しだけ下げてくれたらうれしい。15%」

北電 齊藤晋社長
「泊3号機が再稼働した経済メリットを最大限出し、それに加え今後予想される物価上昇・金利上昇などを踏まえ最大限それに効率化を織り込んだ」
再稼働には、鈴木知事と立地4町村の首長の同意が必要で北電はこの後、値下げ案について鈴木知事に報告する予定です。

一方、泊村では31日、議会が商工会などから出されていた「早期の再稼働を求める」陳情書を全会一致で採択しました。
今後は高橋鉄徳村長の判断を待つ状況になっています。

北電は、2027年の早期の再稼働を目指しています。














