長崎県警は31日、女性職員に対しセクハラ行為をしたなどとして、50代の警部補に対し停職3ヵ月の懲戒処分を言い渡しました。

処分を受けたのは、長崎県警本部所属の50代の男性警部補です。

県警によりますと、この警部補はことし9月上旬、女性職員と2人で飲食店で飲酒後、この職員に対し路上で身体の接触を伴うセクハラ行為をしたということです。

女性職員が上司に相談したことで発覚。
その後の調査で、この警部補が去年9月頃からことし9月頃まで、既婚者でありながら一般知人女性と不適切な交際をしていたことも発覚したということです。

さらに、去年6月頃、セキュリティに関する内部規定に反し、他の警察職員にSNSで捜査報告書を写した写真を送っていたことも発覚したということです。

この報告書には、個人情報も含まれていたということです。県警では、外部への流出は確認されていない、としています。

県警は31日付でこの警部補を停職3か月の懲戒処分としました。

男性警部補は「反省しています。職を辞して責任を取ります」などとして31日付で依願退職したということです。

長崎県警警務部長の水田隆三警視正は、「このような行為は、関係者を深く傷つけるものである」などとして謝罪し、再発防止と信頼確保に努めるなどとするコメントを出しました。