来月は地球からの観測チャンスも
現在は地球から見て太陽の裏側を通過している「3I/ATLAS」ですが、11月後半から12月にかけて地球からも観測できるチャンスが訪れる可能性があります。
これまでの予想では12等級程度の明るさと見込まれていましたが、ローウェル天文台と米海軍調査研究所の研究チームによると、急激な明るさの増加により9等級程度の明るさになる可能性もあり、そうなれば双眼鏡での観測も期待できます。
3I/ATLASは太陽系を通過した後、二度と戻ってくることのない旅を続けます。この謎に満ちた恒星間天体から得られるデータは、太陽系外の天体形成や、宇宙線による影響の理解を深める重要な手がかりになると期待されています。
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