すぐ隣まで接近?山口県の目撃情報

しかし、九州のすぐ隣、本州の最西端である山口県では、近年ツキノワグマの目撃情報が相次いでいます。山口県が公開している情報によると、下関市内でも「防止柵に立つクマを目撃」「道路を横断する子グマを目撃」といった記録があります。

下関市と福岡県北九州市の間にある関門海峡の最も狭い場所の距離は約650メートルしかありません。「クマは泳いで渡ってくるのでは?」そんな不安もよぎります。

クマは関門海峡(650m)を渡れる?九州上陸の可能性

実際、クマが九州に上陸する可能性はあるのでしょうか? 長崎県佐世保市の「西海国立公園 九十九島動植物園 森きらら」で、ツキノワグマなど担当する飼育員の平田美帆さんに、飼育専門からみたクマが九州にやってくる可能性を聞きました。