障害のある入院患者から療養に関する支援の求めがあったにも関わらず、無視などしたとして、青森市の病院に勤務する40代の療養介助員が停職処分を受けました。
10月29日付けで停職1か月と15日の処分を受けたのは、青森市の青森病院に勤務する40代の男性療養介助員です。
処分を行った国立病院機構によりますと、2025年3月末、この男性療養介助員について障害のある入院患者から別の病院スタッフに「怖い」「冷たい態度を取る」と訴えがあったということです。
これを受け、4月~7月にかけて病院と自治体が調査した結果、この男性療養介助員は、複数の入院患者に対して「掛け物をかけてほしい」などの要望を無視したり、強い口調で返答したりする虐待行為をしていたことが認められたということです。
病院に対し、男性療養介助員は「虐待をしているつもりは全くなかった」「自身の行動に対する認識が甘く、とても反省している」と話しています。
処分について、青森病院は「職員がこのような非違行為を行ったことは誠に遺憾であり、引き続き指導を徹底して再発防止に努めたい」としています。














