求める「自分らしさ」&「モノとの絆」
タイパ重視の令和に「手作り」が流行しているのはナゼなのでしょうか?
『博報堂生活総合研究所』伊藤耕太さん:
「デジタルで便利なものをすぐに買えるようになっているが、好きなものや見ているものが“似通ってきてしまう”。その結果、苦労したり時間をかけたり、出来上がったときに感動したりした“モノに紐づくプロセス”というものをみんな欲している」
スクールバッグをじゃらじゃらにしたり、手帳をシールでアレンジするブームも「自分らしさ」の表現だといいます。

20代女性:
「自分で作ったものは“思い出になる”し、自分が作ったものだしなってすごく“大切にできる”」
高2女子:
「流行りに乗っていることだけど、“個性が出せる”からみんなやりたくなるのかな」
「直感で選ぶ」フレグランス作り

東京・新大久保にある『feel6』では、フレグランス作りが大盛況。
週末には1時間待ちになるほどの人気で、1か月に2000人以上が来店しているといいます。(※ルームディフューザー:3080円・フレグランスSサイズ:3608円~)

16種類の香り素材から直感で3~5種類を選び、世界にひとつだけのオリジナルフレグランスを生み出すというものですが、特徴的なのは素材が入ったビンの表記。
バラやジャスミンといった具体的な香りではなく、「Dream」「Mystery」など香りをイメージした英単語のみが書かれています。

高2女子:
「Foreverを多めに入れた。友情とか恋愛とか全部ながく続けばいいなみたいなForever」
“あえて香りの名前を表記しない”のは、「先入観を持たずにその日の気分などを大事に作って欲しいから」(『feel6』池ヶ谷笑花さん)とのことで、英単語から直感でチョイスして混ぜていくのが、“新感覚”と人気になっているのです。

大学生女性:
「めっちゃ愛着が湧く。“世界で一つだけの香り”が作れるのめっちゃいい」
芸術の秋、自分だけのオリジナル作品に挑戦するのもいいかもしれません。
(THE TIME,2025年10月29日放送より)
 
   
  













