自分で布を手織りして作る「お守り」や直感で作る「フレグランス」など、手作り体験に若者が殺到するワケとは…?

1000超のチャームで「個性表現」

「こういうのイライラする」「超ムズイ」「これでどうやんだ?」

東京・渋谷にある『Kum』で、若い女性たちがラジオペンチを手に格闘していたのは、オリジナルのアクセサリー作り。
手元には、タテ9mm×ヨコ10mmの四角い金属製のパーツがたくさん置いてあります。

佐藤店長:
「パーツのひとつずつがイタリアンチャームと呼ばれていて、それを繋げてブレスレットや腕時計にすることができる」

四角いパーツには食べ物や動物、花など様々なモチーフがついていて、自由に組み合わせてオリジナルのアクセサリーやストラップを作ることができるのですが、パーツの数は、なんと「1000種類以上」。

「パーツが全部カワイイ」と迷いに迷ったTHE TIME,マーケティング部・原千晶部員は、最終的にポテトやカメなどのデザインをチョイス。

アナログ時計のパーツも組み合わせて“好きなものを詰め込んだ腕時計”を作りあげ、「達成感もあるし愛着がわく」と大満足の笑顔です。(※基本料金+カスタムパーツで6600円)

高2女子:
「他の人と被ることがなくて、本当に“自分だけのもの”っていうのがすごい良い」

5月のオープン以降SNSで話題となり、予約が埋まっている状況が続くほど大人気となっています。(※イタリアンチャーム 2500円~)

世界に1つだけの「お守り」

『手織り体験 おりなみ 浅草公園前店』(東京・台東区)でできるのは、「お守り作り体験」(4400円)。

まずは24色ある糸から好きな5色を選び、木製の手織り機を使い“布から手作り”

皆さん「むずっ」「集中しないとわからなくなっちゃう」と初めての作業に戸惑いつつも全集中。約15分でタテ16cm×ヨコ14cmほどの布が織り上がりました。

布をお守りの形に縫ったら、「縁むすび」「幸運」「健康」「学業」など祈願する内容のワッペンを選びアイロンで接着。最後に結び紐をつけたら完成です。

お守りの中にいれるのは「願い事」。専用の紙に好きな色のペンを使って書きます。

女性客:
「ライブに当選したくて当選祈願のお守り。当たっても当たらなくても自分で作ったものはずっと大切にしたい」

ひとつ気になるのが、このお守りは御利益があるのか?ですが…

『おりなみ』統括マネージャー・工藤順子さん:
「日本で唯一、“綿の神様”をまつる愛知県の天竹神社で祈祷した糸を使用している」