ヨーロッパで設計「CTV」にも乗船

洋上風力発電の"メンテナンス分野”は、今後国内で多くの人材が必要とされることが見込まれている。生徒たちは、将来の職業を具体的に理解するため、洋上風車への人員輸送に不可欠な交通船(CTV)の乗船を見学した。

CTVは、洋上風力発電が進むヨーロッパで設計された特殊な船だ。作業員の移動時間を短くするために高速化され、船酔いを予防するためサスペンション付きの椅子が設置されている。

生徒は、ヨーロッパで定められている基準の高さや、作業員の安全・快適性を確保するための工夫について説明を受けた。

乗船した生徒からは、「実習船とは違い、座って操作するブリッジに驚いた」「船酔いしないように工夫されている椅子に初めて座れて良かった」といった感想が聞かれた。