トランプ大統領 最大の狙いは? 

井上キャスター:
米中首脳会談もポイントですが、日米関係でも、重要な部分がいくつかあります。

星さんによると、アメリカの最大の狙いは「自動車など“トランプ関税”を引き下げる一方で、アメリカへの80兆円の投資」だということです。

「80兆円の投資」は「半導体」、「エネルギー」、「医薬品」、「造船」などということですが、具体的な投資先やスケジュールなどは何も決まっていません。

トランプ大統領としては、「少しでも早くすすめたい」。一方で、日本側としては、民間企業の投資の話なので指示ができず、「どうにかして先送りしたい」と、せめぎ合いが行われているのではないかということです。

28日のスケジュールを見ると、夜にも大きな山がありそうです。

【28日のスケジュール】
▼午前
・日米首脳会談
・高市総理、トランプ大統領の昼食会
・拉致被害者家族と面会

▼午後
・アメリカ軍原子力空母視察、トランプ大統領と高市総理の演説
・高市総理の囲み取材(予定)
・トランプ大統領 ビジネス関係者との夕食会

ビジネス関係者との夕食会には、日本企業関係者が出席するのではないかと言われていて、現時点では、トヨタ自動車の豊田章男会長が出席するだろうと言われています。

トヨタ自動車としては、自社の米国生産車の逆輸入の方針を伝える方向で調整しているという情報もあります。

日本政府は公用車に米国製トラック・フォード「F150」を導入する方針を伝えているということです。