去年1月、愛媛県今治市でピアノ教師の女性が殺害された事件の裁判員裁判で24日、被害者の司法解剖を担当した教授の証人尋問が行われたほか、遺族が悲痛な思いを訴えました。
起訴状などによりますと、西条市樋之口の無職・榊原正道被告(35)は、去年1月26日、今治市松本町のピアノ教師・冨田小雪さん(当時64)の住宅に侵入し、包丁で首を数回切りつけ殺害したとして、殺人などの罪に問われています。
24日の7回目の裁判では、冨田さんの司法解剖を担当した教授への、証人尋問が行われました。
これまでの裁判で被告は、「冨田さんともみあいになった際に、首を切り付けたかもしれない」と説明しています。
検察側から「冨田さんの首の傷は、被告が説明する状況で出来たものなのか」問われたのに対し教授は、傷の長さや深さから「可能性が低いと思う」と答えました。
また、冨田さんの長女が「なぜ母を殺したのか。間違ったことは何1つしていない。母を返して」と訴えました。
続いて、被告の交際相手だった次女は「『あの時こうすれば良かった』と自問自答を繰り返している。この悲しみも傷も癒えることはない。被告には一生、刑務所に入っていてほしい」と声を震わせていました。
裁判は次回、27日に開かれ、結審する予定です。
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