移転整備について検討が進められている青森市の屋内グラウンド「サンドーム」について、23日の有識者会議では、施設の規模を現在の1.5倍でコンサートなども行える施設にする方針が了承されました。

サンドームは青森市民病院と県立中央病院の統合新病院の整備に伴い、移転と新設について市の有識者会議で検討されています。

23日は市側から後継施設について、これまで同様グラウンドやジョギングコースを整備した上で、土のグラウンドではなく人工芝を採用することや駐車台数を増やす方針が示され、委員から異論は出ませんでした。

また、グラウンドはこれまでよりも面積が約1.5倍で、サッカーや軟式野球、ソフトボールの公式戦が可能な上、コンサートなどのイベントが開催できる案がふさわしいと支持されました。

有識者会議 篠原博 座長
「一番難しいと思っていた規模・機能に関して、少しずつ絞られて大きさが見えてきているのではないかというのが率直な意見。今後の青森の10年、20年と健康を支えるような施設であるように願っていますので、委員と市民の声を確認しつつ進めていけたら」

11月に開かれる会議では、設計や建築などの整備の仕方や今後のスケジュールを検討する予定で、市は2026年1月の会議で整備方針案を示したいとしています。