施設の実態に疑問抱く議員も 農水省「バナナの生産・出荷状況は把握していない」
施設の実態に疑問を持ち調べている人物がいます。水巻町の隣、北九州市を地盤とする緒方林太郎衆院議員です。
(緒方林太郎衆院議員)「ここで何か活動をしているのを見たことがある人というのは、恐らく北九州市民や水巻町民でいないんじゃないかと思いますね」
「アグレボバイオテクノロジーセンター」は約183億円の出資を集めていて、年7%の分配金を出すためには年間13億円近い利益が必要になる計算です。本当にバナナの苗などの栽培でそれほどの利益を上げているのか。緒方議員が去年、国会で農林水産省に尋ねてみると…
 (緒方林太郎衆院議員)「北九州市、水巻町におけるバナナ、またはバナナの苗の生産・出荷状況について、農林水産省が把握をしている数字についてお聞かせいただければ」
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 (農水省の担当者)「統計上、福岡県のバナナの出荷実績は無く、農林水産省といたしまして福岡県北九州市および水巻町におけるバナナの生産・出荷状況は把握しておりません。バナナの苗の生産も承知はしておりません」
(緒方林太郎衆院議員)「錬金術ではない訳なので、どこかから稼いで生まれてこないといけない。利払いしている、どこ?という話になる。ここからじゃないよねと」
出資者によると「アグレボバイオ」の9月の分配金については、遅れて半額が支払われたもののまだ満額は出ていないといいます。















