レモン彗星を見よう!彗星が見える方角は?

出水キャスター:
1000年前に見えたものがまた見えるというのはロマンを感じます。

東京大学 斎藤幸平 准教授:
スケールの大きさを前に、私はもっと短いスパンで生きているなということを今痛感しました。

井上貴博キャスター:
今、ちょうど新月を迎えるタイミングでもあるので、星が見やすいですよね。

出水キャスター:
場所にもよりますが、肉眼でも頑張れば見える可能性はあるようです。

レモン彗星は2025年1月に、アメリカアリゾナ州にあるレモン山天文台で発見されたことから「レモン彗星」という名前がついています。そして、1300年ぶりに地球へと接近しています。

彗星は、が主体でできているので、太陽に引き寄せられたときに氷が溶けていきます。すると、ガスを放出し、それが太陽光に当たることによって光ります。それがのように見えるんです。

今回、レモン彗星がなぜ注目されてるかというと、2024年の秋に来たアトラス彗星は、白く輝く彗星だったのですが、レモン彗星は、ガスが多いタイプの彗星ですので、緑色に輝きます。塵が多いため白く輝いたアトラス彗星とちょっと違うタイプということで注目されています。緑に見えるというのもなかなか不思議ですよね。

ではどうやって見るかと言いますと、やはり周りが暗い場所に行った方がいいです。肉眼では少し難しいかもしれないので、双眼鏡やオペラグラスを使うといいそうです。

昨日(10月21日)が地球に最接近していましたが、今日もまだまだ見えます。地平線からは割と近く、20度ぐらいの空にあるということです。方角は西北西で、これから11月上旬までが見頃ですが、徐々に西の方に進んでいくということです。