福知山線の脱線事故を教訓に。JR西日本が大規模な訓練を行いました。

 訓練は、踏切内に車が進入し列車と接触、脱線した想定で行われました。JR西日本では、2005年に兵庫県尼崎市で福知山線の快速電車がカーブを曲がり切れずに脱線し乗客106人と運転士が亡くなる事故が起きていて、教訓をいかすため年に2回、負傷者が多く発生した想定での訓練を行っています。

 10月22日の訓練では、運転士が発煙筒を焚き周囲に事故の発生を知らせるなど事故発生後の一連の動きを確認したほか、地元の消防や警察など計約140人が参加しトリアージなどの救護対応を行いました。

 (JR西日本・近畿統括本部 懸田剛一課長)「いざとなったら体が自然に動くところまで持っていくのが本来の姿だと考えている。今後も継続して訓練を継続して進めてまいりたい」