1か月限定でドイツ滞在 母、愛さんからのアドバイス

秋本の一番の理解者、母、秋本愛(旧性:大友)さん。2012年ロンドンオリンピック™で銅メダルを獲得したトップアスリートだ。愛娘の挑戦をサポートするため、1か月間限定でドイツに駆けつけた。

母・愛さんと

この日は親子で料理教室。メニューは“そぼろご飯”と“煮込みうどん”だ。

秋本「これどれくらい?」

母「その半分くらいにしたい」

慣れない包丁を手に白菜を切る。

そぼろを炒め、みりんを入れていると「はいっ!(ストップ)」と母の声がキッチンに響き渡る。母の味を伝授すると、食事中にはバレー選手としての心得も伝授した。

母「キャプテンとかエースになったら、背負うものが変わってくるじゃん。そしたらプレッシャーもあるよね、絶対。今はまだ自分がたくさん挑戦してなんぼみたいな感じじゃん。全部初めてだし、何かあったらみんな助けてくれるし。でも美空が助ける立場になったらもうちょっと変わってくるんだろうね」

記者「娘が泣いている姿は見たことない?」

母「バレーで泣いていることは一度もない。というかあまり泣かない、普段から」

記者「強いんですね」

秋本「何も思っていないからだと思う」

母「何も考えないでバレーやるのやめてくれる?でも、そこまでに行かないんだろうね。そこから先がこれからあるんだろうね。もっと頑張らなきゃいけない時がきっと」