言葉の壁も“今どき”勉強法で解決 キャプテンはある“行動”を大絶賛

その一方で、海外ならではの壁が立ちはだかる。言葉の壁だ。英語もドイツ語もほとんど分からず、練習中のミーティングでは会話に入ることが出来ない。ジムのウェイトトレーニングの時にはペアを作ることが出来ず、ポツンと一人立ち尽くしていた。しかし、秋本は「みんな優しいし、分かりやすい簡単な英語で話しかけてくれるので、言語については結構大丈夫です」とポジティブ。言葉の勉強法を聞くと、「生成AIで分からないことを調べたり、TIKTOKでたまに出てくるフレーズみたいなのがある。そういうのにハートを押したらもっと流れてくるようになる。よくハートを押しています」。生成AIやSNSを駆使した“今どき”の勉強法を教えてくれた。

チームメイトと

チームのキャプテン・ネストラーは練習中の秋本の“ある行動”に感心していた。

「彼女(秋本)は私たちが話していることの多くは理解できないけど、とても注意深い性格だと分かりました。練習で監督が指示を出す時、私たちは(音楽の)スピーカーの電源を切ります。そのことを教えたことはないけれど、彼女はよく観察していて、自分でスピーカーを切るようになりました。その観察力がとても素晴らしい」

言葉が理解できなくても、周りを観察し、実践することで既にチームに溶け込んでいた。