取材中にもクマ現れる 捕獲したクマの子どもか
JNNがクマによる食害があった青森市のクリ園を19日に取材していると、突然、1頭の小さなクマが現れました。

クリ園ではこの日の朝、体長1.3mのメスのクマが捕獲されました。
先ほどのクマは捕獲されたクマよりも一回り小さく、猟友会によれば、子グマの可能性があるといいます。
定点カメラには、閉じられたわなの周りを動き回る子グマの様子が映っていました。
夜が明けたあとも…

農園関係者
「草むらから出てきたところを見た。(Q.子グマだった?)たぶんそう」
警戒する様子でこちらを見る子グマは、猟友会によって追い払われました。
2025年度、クマに襲われ亡くなった人の数が過去最多となるなど被害は深刻化。
先週、岩手県北上市の瀬美温泉では、男性従業員が露天風呂を清掃中、行方不明になりました。翌日、近くの山林で身元不明の遺体が見つかり、そばにいたクマ1頭を猟友会が駆除。
このクマの解剖に立ち会った専門家は…

岩手大学農学部 山内貴義 准教授
「この時期、植物をいっぱい食べて脂肪を蓄えなくちゃいけないんですけども、そういったような餌・資源っていうのは、ほとんど(胃の中に)入ってないというか、全然入ってなかったです。食事にはかなり困っていたのかなっていう状態ではありました」
山内准教授は、2025年は全国的にエサ不足になっていると指摘しています。














