田んぼをキャンバスに見立てて、稲穂の色の違いで絵を描く田んぼアート。山口県田布施町の児童が、地域のボランティアと描いたたんぼアートの締めくくりに、稲刈りをしました。

田んぼに描き出されたのは児童が考えた「70」という数字と「おにぎり」です。

赤米など穂の色が違う3種類のコメを使って、田布施町の合併70周年にあたる70の数字とおいしいコメを育てたいとおにぎりを描きました。

稲刈り前の児童のかけ声
「稲刈りがんばるぞ!おー!」

田布施西小では総合学習の一環として17年前から続けていて、5年生の児童21人が参加しました。地域のボランティアの人からアドバイスを受けながら児童たちは稲を刈り取っていきました。

今年6月に児童らが田植えをし、地域のボランティアの人たちが育ててきました。

児童
「ちょっと大変だけど、楽しいです」
「稲がバッサリとれるのがめちゃめちゃ気持ちいい」
「田んぼアートがきれいにできたときが、なんか頑張った感が出てうれしいです」

児童らは刈り取った稲を天日でゆっくり乾燥させるため、ひと束ひと束はぜかけをしました。

ボランティア 山本強志さん
「いずれ卒業したときに、小学校のときにこんな田んぼアートをやったなと思い出してくれればいいかなと思いますね」

刈り取った稲は精米したあと、11月下旬に近くの直売所で販売される予定です。