発がん性物質「PFAS」をめぐり、兵庫県議が宝塚市に低減対策などを求めました。

 フライパンのコーティングなどに使われている有機フッ素化合物「PFAS」は、発がん性など健康への影響が指摘されています。

 兵庫県の丸尾牧議員らが今夏、宝塚市民19人の血液を解析したところ、9人からアメリカ合衆国の基準を超える濃度のPFASが検出されたということです。

 これをうけて丸尾議員は10月17日、宝塚市の森臨太郎市長に対し、▽水道水のPFAS濃度の管理目標値を段階的に厳しくしていくことや、▽汚染源を突き止める調査などを行うよう申し入れました。

 兵庫県議会・丸尾牧議員
 「日本全体での水質基準の強化だとかにもつなげていけたら。実データを積み上げていくこととあわせて、国へ対策を申し入れていくことが大事だと思っています」

 宝塚市は“水道水に含まれるPFASの低減対策はこれまでも実施していて、今後もデータを精査しながら対策を続けていく”としています。