■朝ドラ主題歌『賜物』制作に時間がかかった理由とは?

9月に最終回を迎えた朝ドラ「あんぱん」の主題歌『賜物』については、武田が「間違いなく1位2位に入る制作時間(の長さ)でした」と、いつも以上に生みの苦しみを伴う楽曲だったことを暴露。
ファンクやソウルの要素も含んだ『賜物』について、作詞作曲した野田自身も「僕たちの中にも“朝ドラってこういう曲だ”っていう漠然としたイメージがあって、朝ドラ然としたバラード楽曲みたいなものが一番最初に浮かんだんですけど…」と、そういう“朝ドラらしさ”からあえて外れようと曲を一から練り直したことを打ち明けた。
「今まで到達したことのない楽曲を作ろうっていう苦労はするべきだなと思っていて」という野田。これに、武田が「ただ、近くで見ていて尋常じゃない量の苦労をするんです。『曲ができたな』って思った段階まできてから『なんか違う。アレンジ変えて試したい』というのが多分、10回以上…」と付け加え、林を驚かせた。
それでも、野田のあふれる思いは止まらない。「20年バンドを続けられるっていうことも自分にとって特別だし、その中で存分に苦しみもがき、その先にどんな音楽に出会えるのか知りたいっていうのがありました」と、『賜物』制作時の思いを明かした。