10月16日、全国高校ラグビー大会・宮城県予選の準決勝が行われ、花園出場をかけて、4チームが激突しました。雨が降りしきる中で行われた準決勝・第1試合。

前人未到の30連覇を目指す仙台育英高校。その王者に挑むのが、第4シードの利府高校。


試合は開始早々、仙台育英がスクラムからサイドへボールを繋ぎ、長谷川選手が先制のトライを奪います。

攻撃の手を緩めない仙台育英は、さらに、相手のミスを見逃さずに追加点。一気にリードを広げます!

一方、攻め込まれる利府高校は、少ないチャンスで相手陣内へ果敢に突破を試みますが、仙台育英の固い守りに封じ込まれます。

個の力も見せつけた仙台育英は、危なげない試合運びで、決勝進出を決めました。

準決勝・第2試合は、34年ぶりに花園を目指す、第2シードの佐沼高校と、第3シード・仙台三高との対戦。


試合は、前半からボールを支配する佐沼高校が光澤選手のトライで先制!

一方、52年ぶりに宮城県の頂点を目指す仙台三高は、前半15分、相手のファールでペナルティキックを獲得。

ペナルティキックを仙台三高キャプテン・小原選手が決め、3点を返します。しかし、反撃もここまで。強力フォワード陣を擁する佐沼高校に力及ばず準決勝敗退です。

仙台三高・小原 啓太郎 主将:
「人間としてもラグビーを通して、他人のために頑張るということが成長できたと思います」

仙台育英高校と佐沼高校の決勝戦は、10月19日日曜日の午前11時からユアテックスタジアム仙台で行われます。

また、tbcのテレビでは、10月20日深夜1時から、今大会の全てをお見せする「第105回全国高校ラグビー大会宮城県予選~花園への道~」を放送します。