この記録的な暑さの影響で一部の野菜の値段の高止まりが続いていて、消費者からは悲鳴も聞かれます。
(記者)「10月に入っても暑い日が続く中、影響を受けているのがトマトなどサラダ野菜です」
鹿児島市のスーパーでは、暑さに弱い「サラダ野菜」の値段の高止まりが続いています。
トマトは去年の同じ時期は1パック税込み216円でしたが、きょう15日は378円。キュウリは2本で108円でしたが、172円になるなど、去年と比べて1.5倍から2倍にあがっています。
(フレッシュフィールドなりざわ・成沢洋 社長)「だいたい倍ぐらいになっている。どうしてもサラダは食べたいと仕方ないと買っていく」
取材中も売り場では葛藤が・・・
(客)「年中トマトは高いしブロッコリーも高くなっている。野菜は食べたいが、全体的に高い」
(客)「ミニトマトが100円も上がっている。必要なものは買わなければいけないけど、ミニトマトはしょうがない。きょうはあきらめた」

また、冬にかけて需要が増える鍋物野菜の白菜や深ネギは、出荷が増える10月上旬から例年、値段が下がりはじめますが、今年は少し時間がかかっています。
そんな中、家計の助けになりそうなのが、秋が旬の食材です。
(フレッシュフィールドなりざわ・成沢洋 社長)「秋なのでキノコ類は価格が安定している」

天候や暑さの影響を受けにくいキノコ類は1袋100円前後で購入しやすく、特にシイタケはこれからが旬です。
(フレッシュフィールドなりざわ・成沢洋 社長)「特にシイタケは旬ですごくおいしい。サツマイモが新物が出てくる時期。イモやキノコを活用してもらうと栄養価も高く彩りもよいので、ぜひ食べてほしい」
旬のキノコやサツマイモなどを組み合わせて、異例の暑さの秋を乗り切りましょう。