朝晩は涼しくなってきましたが、日中はまだ暑い日が続いています。奄美大島では、きょう15日も30度を超える真夏日となりました。雨が少なく農作物への影響が心配されます。

奄美市笠利町は15日、最高気温が31.7度の真夏日となりました。崎原海岸では海水浴を楽しむ観光客の姿が見られました。
(東京から)「楽しかった。(泳いでも平気?)うん」
(東京から)「暑い。普通に夏」
奄美地方では長引く暑さに加え、雨が少なく、農作物に異変が見られます。

奄美市笠利町のサトウキビ畑です。今年8月1か月の降水量は63.5ミリで平年の3分の1以下、9月も57.5ミリで平年の4分の1以下とかなり少ない状況です。

12月から収穫の時期を迎えますが、雨が少ないと生育が遅れるうえ、葉がねじれて枯れてしまう可能性もあり、農家や製糖工場は気をもんでいます。
(富国製糖・里真之 農務部長)「こういう形で葉がねじれて上に立つような症状がでてくる。これが干ばつの影響を受けている証拠。台風被害よりも今後の干ばつの影響をかなり心配している」

台風の接近が少なく、順調に育ってきているように見えるサトウキビですが、恵みの雨が待たれています。