物価高も病院の経営を圧迫

岡本好司院長は採算のとりづらい小児救急を担っていることに加えて物価高も病院の経営を圧迫していると話します。

北九州市立八幡病院 岡本好司院長
「90億円で買えた(医療機器)が100億円になっていたら、実は2年間保険の点数は変わりませんので、そうなると保険点数が変わらない2年間はずっと赤字で走らないといけない」「(経営が)厳しくて、今回のクラウドファンディングがちょっとでも一助になればと思ってやっています」

全国で86%の公立病院が経常赤字

公立病院などが加盟する全国自治体病院協議会によりますと、昨年度は全体の86%にあたるおよそ560の病院が経常赤字となりました。

経営が厳しくなるなか、患者の命を守るためにも、安定した医療設備の確保が急務となっています。

北九州市立八幡病院 岡本好司院長
「救急現場にたくさん行くことができれば、失わなくてもいい命を助けることができる。ドクターカーをしっかりとしたものを購入させていただいて、地域医療に貢献していきたいなと思っています」

クラウドファンディングでは、ドクターカーの購入費用およそ2500万円のうち、2000万円を集めることを目標としていて、12月18日まで受け付けています。