ニセ電話詐欺でだまし取った金を口座から不当に引き出したとして、中国国籍の30代の男が組織犯罪処罰法違反などの疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、中国国籍で東京都豊島区東池袋に住む会社員の男(35)です。
警察によりますと、男は2024年8月に長崎県五島市に住む40代の男性がだまし取られた450万円あまりの金の一部を、氏名不詳の者らと共謀の上第三者名義の口座に振込入金させ犯罪収益金であることを隠した組織犯罪処罰法違反の疑いが持たれています。

さらに男は、その口座から正当な払戻し権限がないにも関わらず金を引き出した窃盗の疑いが持たれています。
警察では、組織的な詐欺事件として捜査を進めており、男の認否などについては明らかにしていません。

犯罪グループは、資金の出所をわからなくするため他人名義の口座などに送金を繰り返すマネーロンダリングを行っていると見られています。