五輪シーズン開幕、全日本選手権で表彰台へ

オリンピックシーズンが始まった8月、千葉選手は地方大会に出場し、今シーズンの船出を迎えました。

高難度3回転のコンビネーションジャンプはパーフェクトな着地を決め、重点的に練習していた苦手なジャンプも回転不足なくクリア。

特に得意のスピンでは、体の柔らかさと多彩な変化で観客の心を一気に引きつけました。

「やっぱり自分の気持ちが乗ってきた時に体の動きもいいものができて、それでいい演技、納得のいく演技で終えられるっていうのが1番の成功パターンというか、これができたらもう最高だなっていうパターン」

千葉選手の今シーズンの最大の目標は「全日本選手権で表彰台に乗る」ことです。

ミラノコルティナオリンピックの日本女子出場枠は3人。

熾烈な代表争いを制し、さらにその先のメダルを目指します。

「シーズンを通して怪我をしない体作りをしっかりすることと、シーズン乗り切るための心と体ともにタフに、タフでいられるように。ここは絶対に決めないといけないっていう試合は今シーズン本当に出てくると思うので、そこでいかに出せるかっていうところをずっとこう想像しながら練習するっていうのが今シーズン大事なところかなと思います」

子どもの頃からの夢だったオリンピック。

千葉選手がふるさと宮城で培った強さと京都での試練を乗り越えて得た成長が世界の舞台で花開く日も近いかもしれません。