佐世保市の宮島市長が陸上自衛隊佐賀駐屯地を視察し、佐世保市の相浦駐屯地へ行き来する輸送機オスプレイに体験搭乗しました。

今年7月に開設された佐賀駐屯地に配備されているV-22オスプレイ。島しょ防衛の強化を目的に相浦駐屯地の水陸機動団の隊員を乗せることになっていて、8月以降佐賀駐屯地と相浦駐屯地間で飛行訓練が行われています。

14日は安全性や運用状況を確認するため佐世保市の宮島市長が実際にオスプレイに搭乗しました。

宮島大典市長「(時速)400キロぐらいのスピードが出たわけでありますけれども、しかしながら全く揺れを感じることもなく、いきなりスピードが上がったわけですけれどもほとんど負荷も感じることがないような状況で、非常にそういう意味では安全性というものを重視した乗り物だなということを感じさせていただきました」

一方、オスプレイの飛行をめぐっては相浦駐屯地の周辺住民から安全性や騒音を心配する声があがっていて、宮島市長は防衛省に対し「飛行ルートを含めた安全の担保」や「市民への騒音の影響を極限まで抑えること」を依頼したということです。