シリーズ【にいがた昭和100年】

国民の祝日『スポーツの日』は、もともとは『体育の日』とも呼ばれていました。
10月は新潟でも、さまざまな“運動イベント”が開かれてきました。

【当時のアナウンス】
「三国トンネル開通記念 東京‐新潟間 『都県対抗駅伝競走大会』が10月8日から11日までの4日間に渡り華々しく行われました…」

「東京都知事代理の出発合図で、都庁前を一斉にスタート…」

昭和34年=1959年の10月、新潟と東京を結ぶ三国トンネルの開通を記念して始まった「都県対抗東京ー新潟駅伝」です。

東京都庁をスタートし、1日目は東京から群馬の前橋に。

2日目は前橋から湯沢、3日目は湯沢から長岡、4日目に長岡から新潟市まで4日間に渡ってタスキをつなぐ過酷なリレー大会です。

この大会、1978年まで20回に渡って続いたようです。
そして、昭和39年=1964年の10月10日に開かれた東京オリンピックの開会式。

自国開催を記念して「体育の日」という祝日が制定されました。

この体育の日には毎年様々なイベントが開かれています。昭和48年=1973年に新潟市陸上競技場で開かれたのはママさん運動会です。家族連れ1200人が参加。

中には寝ているパパも…

似顔絵書き競争というユニークな競技も行われました。

昭和50年には新潟市の東港沖でヨットレースも。

そして昭和58年には『新潟マラソン』が始まりました。

【当時のアナウンス】
「号砲1発、一斉のスタート。フルマラソンがスタートいたしました。最初の直線は180メートルの下り坂。行きは良いよい帰りは怖い、という坂になりましょう」

現在では『新潟シティマラソン』という名前になっていて、新潟市の市街地を中心に走りますが、第1回では旧巻町などもルートになっていたようです。

その後、「体育の日」は2020年に「スポーツの日」に変更され、今でも国民がスポーツに親しむ大切な祝日となっています。