今後、熱帯低気圧はどこへ?台風に発達する?

RSK山陽放送の宮本大句見気象予報士によりますと、日本のすぐ南の海上には、太平洋高気圧があり、西への張り出しが強く、今後は大陸の方向へ進む見込みです。しかし、シミュレーションによってはブレ幅が大きいということです。

また、熱帯低気圧が発生している海域は、海面水温が30℃以上の領域となっていて、周辺の海面水温も高いため、今後、台風に発達する可能性があるということです。

(宮本大句見 気象予報士)
「日本の南の海上の海面水温は平年よりも高いところが多く、台風が発生、そして発達しやすい環境であるといえます」

「台風の発生や発達を考える上で、一つの目安となるのが『海面水温』です。一般的に台風は、海面水温が26℃~27℃の海域で発生するといわれおり、海面水温が27℃以上であれば発達する可能性があります」

「海面水温が高いと、台風のエネルギー源である水蒸気が供給されやすいため、今後の動向に注意が必要です」

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