10月10日に行われた自民・公明両党の幹部会談で、26年にわたり続いた連立関係に終止符が打たれることになりました。なぜ連立を離脱する決断に至ったのか。また混迷を極める日本の政治、今後どうなるのか。公明党・斉藤鉄夫代表に詳しく聞きました。
高市総裁に伝えた”連立離脱”「これではいつまでたっても結論が出ない」
Q. 連立離脱を伝えたとき、高市総裁の表情はいかがでしたか?

公明党 斉藤鉄夫 代表:
今回、我々が高市新総裁に会うのは3回目です。最初の段階から私達は、特に「政治とカネ」の問題について、「『今回、自民党も変わっていくんだ』という明確なメッセージがなければ、連立政権はあり得ない」ということはずっと申し上げてまいりました。
そして2回目も1時間半、今回も1時間半、「政治とカネ」の問題を中心に協議しました。
そういう意味で「これからも検討する」ということでは、全国から集まってきた地方議員の皆さん、中央幹事会からやっと一任を取り付け、参加した私として、「それは持ち帰れない」ということで、「これでは、政権協議を打ち切らせていただきます」と。一連の話の中での話でしたから、決して驚いた様子はなかったように私は思いました。
Q. 連立離脱はどのように伝えた?
公明党 斉藤鉄夫 代表:
「これまでずっと協議を進めながら、一定の結論が得られないのであれば、今後も『検討する』というような曖昧な答えであれば、連立協議はここで打ち切らせていただきたいと思います」というのが私の最初の言葉でした。