【誰でもできる!】社内異動をポジティブに捉える方法
そもそも、社内異動は働き手にとっても、ネガティブな側面だけではありません。同じ仕事でも、3年ほどやっていて飽きてきた頃に、“新しい仕事”を与えられ、そこで経験から学ぶことも出てくるので、能力も伸びていきますよね。
日本でよく言われているのは、「262」の法則です。この「2・6・2」というのは、組織内の人材の比率が「意欲的に働く2割」「平均的な6割」「意欲の低い2割」に分かれるという現象を指すのですが、その平均的な6割の働き手は、実は自分のキャリアのことはあまり考えてない傾向もあります。
いったん就職できればいい、という考え方のほうがマジョリティーで、そもそも社内異動を一概にネガティブには捉えてはいないと思います。
それでも、「気が進まないな…」という異動先は誰にでもありますよね。でも、大概の人は、そこでやりがいを見つけます。適応できるんです。
“リアリティーショック”も当然受けるのですが、「思ったよりも良かった」みたいな“ポジティブサプライズ”もあります。先ほどのドラマの話もそうですよね。異動してみて、最初は嫌だと思っていても、「意外と楽しい」というような発見をしていくんです。
1番ハードな転勤や転居を伴うような異動でも、意外と適応できたりもします。例えば地方に行った場合だと、早く帰れたり、私生活が充実したりして、生活満足度にも直結します。東京は刺激もあるけれど、こっちは「きりたんぽがおいしい」みたいな発見もありますよね。
異動元の上司より、異動先の上司のほうが意外と好きだったり、人との出会いも、結局は行ってみるまでは、何が起こるか分からないとも思います。
あとは、社内異動は「何年かに何回かは起こる」など、基本的にはその会社にいれば分かってくるようになるものなので、それをあらかじめ意識しておけば、例えば現状で何か嫌なことがあっても、「ここはフルスロットルじゃなくて、流していこう」というような考え方もできます。
「30年、ずっとそこにいてください」と言われるよりも、「この場にいるのもあと何年かだ」と思えれば、異動もポジティブに捉えることができると思います。一生続くわけではないのです。また数年たてば、異動が来るのですから。














