冷凍保存で野菜を長持ち
野菜の価格高騰が続く中、注目されているのが冷凍ストックです。ほとんどの野菜は冷凍可能ですが、水分が多く、生で食べることが多いレタス、キュウリ、セロリ、もやし、水菜などは、解凍した際に水分が出てしまい、食感が大きく損なわれるため冷凍には不向きです。ただし、冷凍前に下処理すれば、長期に保存できる野菜もあります。

別府大学短期大学部元教授 立松洋子さん:
「生のジャガイモを冷凍すると、カスカスになってしまうことがありますが、蒸したり煮たりして冷凍すると、使い勝手が良くおいしく食べられます」
ジャガイモは水分が多いため、解凍すると野菜の細胞が壊れ、食感が損なわれます。加熱してから冷凍することで、食感の劣化を防ぐことができます。

冷凍した食材は自然解凍せず、凍ったまま調理するのが基本です。料理に合わせて切り方を工夫し、小分けして保存すると便利です。また、使い切れない野菜を冷凍保存する場合は、水分をキッチンペーパーでよく拭き取ることがポイントです。
冷凍野菜の保存期間は、基本的に1か月から3か月ほどです。
別府大学短期大学部元教授 立松洋子さん:
「少しずつ残ったものを冷凍していって、高い野菜でもちょっと冷凍して長く使うことができ、様々な料理に活用できます。上手に冷凍保存し、栄養バランスを考えながら取り入れてほしいと思います」
冷凍保存は、野菜の無駄を減らすだけでなく、家計の節約にもつながりそうです。














