漫才師と政治家、2足のわらじを履く県議の言動が物議をかもしています。ことし6月の高岡市長選で自民党の推薦候補以外を応援したとして、嶋川武秀県議が自民党高岡市連から戒告処分を受けました。しかし、嶋川県議は戒告処分の「無効」を訴え、再審査を請求。SNSに「断固戦う」と投稿し、対決姿勢を鮮明にしています。

毛田千代丸キャスター
「戒告への受け止め一言お願いします」
嶋川県議
「しっかり再審査請求を出させていただいたので。しっかりと手続きを踏んでいただいて進めさせていただきたいなと思ってますね」

自民党の嶋川武秀県議はことし6月の高岡市長選で、党の推薦候補ではない出町譲氏を応援したとして10月1日、自民党高岡市連から戒告処分を受けました。

戒告処分について高岡市連は出町氏の総決起集会で上映された映像に、嶋川県議が登場したことなどが出町氏の応援に当たると指摘しています。

嶋川県議は高岡市議だった4年前に出町氏らと会派「高岡愛」を立ち上げていて、映像には出町氏と写る写真も複数枚ありました。

戒告処分に伴い、高岡市連は反省文の提出を求めましたが、嶋川県議は8日、処分を不服として高岡市連の針山健史支部長に再審査を請求。戒告処分の「無効」を訴えています。

嶋川県議
「弁明の機会とかしっかり手続きなく、なあなあで進んで『はい、戒告』という。その口頭注意、戒告、役職停止、8段階、何段階ありますけど、なぜその段階でそういうことだったのかということも明確になかった」